関連記事
Google検索のオートコンプリート機能、違法な薬物入手につながると非難される
あるAnonymous Coward 曰く、 先週ボストンで行われた司法長官らによる会合によるパネルディスカッションでは、米国通信品位法における「セーフハーバー条項」に焦点が当てられた。米国通信品位法はインターネット上などでわいせつ物などを広めることを禁じる法律で、セーフハーバー条項はプロバイダなどがわいせつ物などを放流したユーザーに対し、迅速に警告を出すことでプロバイダなどが法的に罰せられるリスクを回避できる仕組み。会合では幅広い議題が取り上げられたが、その中の一つとしてミシシッピー検事総長のJim Hoodは、Google検索によるオートコンプリート機能を取り上げた(Network World、本家/.)。
氏は検索項目に「オンライン 処方薬」と入力すると「処方箋なし オンライン処方薬」と出るような点が、違法な薬物の提供といった犯罪活動を促進するとし、さらにGoogleはオートコンプリートを細かく制御可能であるはずだと主張している。
しかし、Network WorldのPaul McNamara氏はこれは言いがかりだと反論している。彼は検索ボックスの中に「素性調査 不要 オンライン 銃 購入」や「許可証不要 爆薬 オンライン 購入」などの用語を入力してみたが、検索結果は的外れであきれるほど中身のないものだった。Paul McNamara氏は問題はオートコンプリート機能にあるのではなく、「好ましくない」検索をする行為そのものにあるとしている。
スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | 検閲 | Google
関連ストーリー:
東京地裁、Googleサジェストの表示内容は名誉毀損に当たらないとの判決 2013年06月01日
オーストラリアの外科医、Googleサジェストで不適切なキーワードが表示されるとしてGoogleを提訴 2013年01月25日
ドイツ前大統領の夫人、Googleを提訴 2012年09月13日
Google、著作権侵害コンテンツ検索用語のオートコンプリート機能などをブロックへ 2010年12月04日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク