関連記事
羽田からシアトルのワイナリーへ直行?
シアトルといわれて思い浮かぶのは、何だろうか。野球好きには去年までイチローが在籍したシアトル・マリナーズだろう。音楽好きには、ニルヴァーナ、パール・ジャムなどのグランジ・ロックだろうか。旅行好きには、シアトルのシンボルタワー、スペースニードルあたりだろう。シアトルとその近郊をお膝元とする企業は、ボーイング社、マイクロソフト、スターバックス、アマゾン、そしてコストコと実に多彩である。
デルタ航空は、新たに羽田-シアトル線を就航した。シアトルは羽田から直行便のない都市だったが、今回の羽田-シアトル直行便の就航により、東京都心の空港とノンストップで結ばれることになった。デルタ航空は、シアトル空港をアジアへのゲートウェイとして強化しており、今回の羽田線に加え、成田、関空、北京線を運航しているほか、新たに上海線を今月就航する。アジア以外にも、パリ、アムステルダム線を運航しており、今夏のデルタ航空シアトル空港発着便は、18都市に向けて1日あたり45便を超える。デルタ航空ネットワークプランニング担当上級副社長、ボブ・コーテルユー氏は「シアトル-羽田線の就航は、アジアとのビジネスに新たな扉を開き、地域に貢献するでしょう。機内サービスや空港施設への積極投資と、アジア路線・欧州路線の拡大により、デルタ航空はシアトル空港における代表的な国際線運航会社へと成長を遂げています」と話している。
シアトル空港での国際線拡大および顧客サービスの向上は、デルタ航空とアラスカ航空の戦略提携に基づくもの。シアトル空港はアラスカ航空の米国内線のハブ空港であり、羽田-シアトル便の利用客は、シアトルにてデルタ航空とアラスカ航空が運航する便を利用し、全米55都市への乗り継ぎが可能だ。
また、シアトルのあるワシントン州は、フランスのボルドーワインの産地と同緯度に位置しており、ワイン作りに適している土地でもある。シアトルだけでも100のワイナリーがあり、ワシントン州全体では650以上もある。4年前にはワシントン州産ワインがアメリカのワイン雑誌「ワインスペクテーター」の2009年ベストワインに選ばれたりしている。ビジネスだけではなく、シアトルのワイナリーへの旅を、羽田から始めるというのも一考だろう。(編集担当:久保田雄城)
■関連記事
・特別なウイスキーの新たなマーケティング手法
・アレンジ次第で食中酒にも──グレンリベットと食事のマリアージュは如何?
・グランフロント大阪 ショップ&レストラン、出店店舗が決定
・昨年から注目度UPのレスベラトロールの今年の潮流は飲料への配合か
・ALA(5-アミノレブリン酸)はレスベラトロールの躍進に続けるか
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク