Subversion 1.8リリース、まだまだSVNは死なない

2013年6月21日 14:54

印刷

記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 先日、Subversion 1.8がリリースされた(SourceForge.JP Magazine記事)。これにあわせて、本家/.で「Subversion 1.8がリリースされたけど、まだGitを使うの?」という記事が上がっている。

 近年ではGitユーザーが増えているが、Subversionはまだ死んだわけではなく、開発はそれなりに活発に続いている。 Apache Software Foundationの前チェアマンであるGreg Steinによると、「Subversionは1TBのリポジトリがあったとしても、その一部だけをチェックアウトして作業できる。(Gitのように)リポジトリのフルコピーは必要ない」「Gitの場合、リポジトリがたくさん乱立する傾向があるが、Subversionは基本的に1つだけだから管理もバックアップもやりやすい」などとSubversionのメリットを主張。

 また、Subversionは現状オンラインでないとコミットできないが、現在オフラインでもコミットをできるようにするための機能を実装しているという。この機能は「checkpoints」と呼ばれているそうだ。

 オフラインでのコミットが便利という理由だけでSubversionからGitへと移行した人も多そうなので、checkpoints機能の実装は大歓迎だ。Gitへの移行を考えている人は、もうすこし待ったほうがよいかもしれない。ただ問題は、それが利用できるようになるのがいつになるか分からないということだが……。

 スラッシュドットのコメントを読む | デベロッパーセクション | オープンソース | プログラミング | デベロッパー

 関連ストーリー:
KDE、レポジトリを失いかける 2013年03月29日
FreeBSD の Ports Collection、CVS での提供は 2 月一杯で終了 2013年01月23日
Gitのシェア、3年で6倍に 2011年07月29日
SourceForge.JP、個人向けの Git リポジトリサービスを提供開始 2011年01月14日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事