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MySQLのmanページ、ひっそりとGPLからプロプライエタリライセンスに変更される
insiderman 曰く、 Oracle傘下になりオープンソース界から非難を浴びる行為が多くなっているMySQLだが、今度はMySQLのmanページのライセンスがプロプライエタリなものに変更されていたことが発覚した(本家/.)。
MySQLからフォークした「MariaDB」の開発団体であるMariaDB Foundationのブログによると、この変更はMySQL 5.5.30と5.5.31の間で行われたもので、man/ディレクトリ以下の全ソースコードに影響するという。
従来これらのドキュメントはGPL 2でリリースされていたのだが、5.5.31以降ではそれまでGPLであることが明示されていたCOPYRIGHTの項に「知的所有権関連法に基づいて利用と公開が制限されるライセンス合意の元でリリースされる」、「ライセンスで合意して許可された場合を除き、利用やコピー、派生物の作成、翻訳、放送、修正、ライセンス許諾、伝送、配布、展示、出版、表示等を禁じる」という、よくあるプロプライエタリライセンス文言が記載されているという。これは明らかにオープンソースライセンスではなく、このドキュメントを含むアーカイブやバイナリを再配布することはライセンス違反となる。
これでMySQLを使うべきでない(使えない)理由がまた1つ増えたことになる。なお、当然ながらMySQLからフォークし、MySQLと互換性を保っているMariaDBについてはこの限りではない。
(追記@17:20)MySQLのバグリポートによると、これは「バグ」だったそうで、ビルドシステムが間違って間違ったコピーライト文字列を埋め込んでしまったのが原因だったとのこと。これを修正するためリビルド作業を進めているという。
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