1980年代の北半球の大気汚染がアフリカの干ばつを引き起こした?

2013年6月12日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok および eggy 曰く、 アフリカ大陸中央部にあるチャド湖の水は、長らく近隣諸国の農業に使用されていた。しかし、数十年に渡る干ばつの発生で、1980年代にはほぼ乾燥したといってもよいレベルの状況にまで水位が減少した。水位減少の原因としては、今まで「過放牧と悪い農業慣行」などが原因とされてきたが、ワシントン大学の新しい研究によれば、この干ばつは北半球の大気汚染も要因の1つだという(ワシントン大学本家/./.J過去記事)。

 同報告書によれば、60年代から80年代にかけて米国及び欧州では、石炭を動力源としていた工場が大気中にエアロゾルを放出していたのだが、このエアロゾルが北半球を寒冷化させ熱帯降雨帯を南に移動させたのだという。そのため、サハラ砂漠の南側に広がるサヘル地域に雨が降らなくなってしまったのだそうだ。

 だが米国及び欧州で大気浄化法が制定されるようになると、熱帯降雨帯が元の位置に戻り始め干ばつが減少したとのこと。

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