旭硝子、世界初のガラス製ベンチルーフをFIFAコンフェデ杯に提供

2013年6月7日 13:59

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競技者用ベンチ向けガラスルーフ(写真:旭硝子)

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 旭硝子は6日、世界初の競技者用ベンチ向けガラスルーフを、6月15日にブラジルで開幕するFIFAコンフェデレーションズカップ2013の6会場16試合の全てに提供すると発表した。

 同ガラスルーフは、スマートフォンやタブレットPC、テレビなどのカバーガラスとして広く使われている旭硝子の化学強化用特殊ガラス「Dragontrail」を用いて開発された。旭硝子ならではの、強くしなやかで傷にも強い「Dragontrail」の3層合わせにより、強靭かつ大型化が実現し、さらに屋外での使用においても変形・変色・劣化せず長期にわたりクリアな視界を保つことが可能となった。

 旭硝子は昨年10月に、2013年のコンフェデレーションズカップおよび2014年のワールドカップブラジル大会へのFIFA公式認定ガラスルーフ提供に関するブランドライセンス権を取得した。従来の競技者用ベンチ向けルーフは樹脂製だったが、旭硝子は建築用、自動車用、電子・ディスプレイ用のそれぞれの領域で培ったガラス技術を結集することにより、世界初の強くしなやかで大サイズのガラス製ルーフを生み出すことに成功した。

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