キングジム、オリジナルスマホアプリを「0円」で作成する新サービスを開始

　キングジムとドリームネッツ（本社：広島県福山市）は、商店などが独自のスマートフォンアプリを「0円」で作成できる新サービス「アプスタ」に関して資本提携し、5月31日より事業を開始した。初年度の導入店舗目標数は3,000軒。

　今回サービスを開始する「アプスタ」は、小規模の販売店や個人営業の店舗でも気軽にオリジナルアプリを作成できるよう、制作費や審査・登録に関する費用など導入時の初期費用が「0円」であることが特長。制作したアプリはiOS端末・Android端末ともに対応する。また、アプリ制作に関する面倒な手続きも一切不要。web上の申込フォームに必要事項を入力するだけで、アプリのデザインはもちろんアイコンの制作や申請・登録にいたるまで全て「アプスタ」にて無料で行う。

　料金は、制作したオリジナルアプリのダウンロード数に応じた従量課金で、ダウンロード数100件まではランニングコストも無料。ダウンロード数101件以降は段階的な課金となるが、コミュニケーションを図ることが可能となった顧客数に応じた費用負担となる。

　具体的には、従量課金の「スタンダードプラン」において、101～1,000ダウンロードでは100ダウンロードごとに月額2,000円、1,001～5,000ダウンロードでは月額30,000円、5,001～10,000ダウンロードでは月額50,000円となる。また、ダウンロード数無制限の「エンタープライズプラン」（初期費用100,000円、月額費用80,000円＋専用サーバー使用料）も準備している。

　また、掲載情報の入力も店舗側で簡単に行えるよう、専用の管理画面が用意されており、パソコンはもちろんスマートフォンやタブレット端末からの操作も可能。ブログを更新するような簡単な操作で情報を掲載することができるため、その日のおすすめ食材やタイムサービスなどの情報、お買い得品の案内やクーポンの発券など、大手チェーン店のアプリでおなじみの機能を手軽に実現できる。コメントを返信したり、SNSにシェアしたり、顧客とつながる機能も備えている。

　なお、今回キングジムが「アプスタ」を開始するにあたって提携する株式会社ドリームネッツは、独創的なWebサービスやスマホアプリの企画開発、ECサイト・Webシステム・企業サイトの受注制作を通じて企業とユーザーとをダイレクトに繋げ、継続的なコミュニケーションを可能とするプラットフォームを構築することにより顧客のビジネスをサポートしている企業。

　キングジムおよびドリームネッツは、小規模店舗や個人商店でも気軽にオリジナルアプリを持つことにより、販売促進や顧客とのコミュニケーション拡大を図れるよう「アプスタ」の拡販に努めていく。