岐阜で「やなせたかし展」 - 文芸雑誌「詩とメルヘン」初期の掲載作品に焦点

2013年6月2日 09:30

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記事提供元:ファッションプレス

漫画家・やなせたかしが編集を担当した文芸雑誌「詩とメルヘン」創刊初期の掲載作品に焦点をあてた展覧会「やなせたかしと『詩とメルヘン』のなかまたち」が、2013年6月14日(金)より岐阜県美術館で開催される。


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「詩とメルヘン」は1973年の創刊以来、30年間にわたり人気を博した文芸雑誌。素人が投稿した詩やメルヘンに、イラストレーターたちが挿絵をつけるという独自の編集方針を貫いたのは、「アンパンマン」などで知られる漫画家のやなせたかしだ。


やなせたかしは同誌において、季節にあわせた表紙絵、カットやイラストの他、詩・メルヘンの執筆、投稿作品の選定など、多岐に渡って活躍。その旺盛なサービス精神で「編集者」の概念を覆す活躍を見せた。こうして生まれた「詩とメルヘン」の大胆かつ繊細、そしてユーモアある誌面は、子どもから大人までひろく愛された。


本展では「詩とメルヘン」初期の1970年代のやなせによる表紙原画、そして大人も読める幻想物語として同誌に登場した「熱血メルヘン怪傑アンパンマン」の原画に加え、やなせたかしに見出された東逸子、葉祥明や宇野亜喜良、司修、林静一など同誌を彩った一流の画家・絵本作家・イラストレーターたちによる貴重な原画が展示される。


夢や愛、魔法や憧れ、時に切なく、時に懐かしくもある「詩とメルヘン」の抒情世界に足を運んでみて。


【展覧会詳細】

やなせたかしと『詩とメルヘン』のなかまたち

会期:2013年6月14日(金)〜8月4日(日)

会場:岐阜県美術館

住所:岐阜県岐阜市宇佐4-1-22

開館時間:10:00〜18:00 (夜間開館日は〜21:00) ※入場は閉館30分前まで

夜間開館日:6月21日(金)、7月19日(金)

休館日:月曜日、 7月16日(火) ※7月15日(月・祝)は開館

観覧料:一般 ¥700(600)、大学生 ¥500(400)、小・中・高生 無料

    ※括弧内は20名以上の団体料金、前売りは上記個人料金から¥200引


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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