TSA、米国内の全空港でX線を使用する全身透視スキャナーの撤去を完了

2013年6月2日 16:49

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記事提供元:スラド

米運輸保安庁(TSA)は、米国内のすべての空港で後方散乱X線を使用する全身スキャナーの撤去を完了し、ミリ波を使用する全身スキャナーに置き換えたとのこと(CNBCの記事Fox Newsの記事本家/.)。

2008年に導入された後方散乱X線を使用する全身スキャナーは、裸体に近い映像が映し出されることによるプライバシー侵害への反発が強く、検査を行う職員の健康被害も懸念されていた。昨年2月に成立した2012年FAA近代化改革法では2012年6月までの撤去を義務付けていたが、期限は2013年5月まで延長されていたとのこと。ミリ波を使用する全身スキャナーでは、ソフトウェア処理により検査対象者が抽象的な人型の輪郭で表示される(/.J記事)。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | アメリカ合衆国 | 政府 | 交通 | プライバシ

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