練馬で「鹿島茂コレクション3 モダン・パリの装い」展 - 19~20世紀初頭に描かれた美しきパリジェンヌ

2013年5月31日 13:50

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記事提供元:ファッションプレス


「鹿島茂コレクション3 モダン・パリの装い―19世紀から20世紀初頭のファッション・プレート」展が、練馬区立美術館にて開催される。2011年に始まった、執筆家や古書コレクターとして知られる鹿島茂の愛蔵コレクション展。その第3弾となる今回は、19世紀から20世紀初頭のアール・デコの時代までに描かれた、ファッションイラストの版画や、それぞれの時代の華やかな女性の装いを紹介する。


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19世紀からは、ファッション誌の先駆けともいえる「ジュルナル・デ・ダム・エ・デ・モード」や「ラ・モード」などの服飾雑誌、そして20世紀初頭からは、アール・デコの時代に活躍した 「シャルル・マルタン」らによるファッション・プレートや、文学作品への挿絵の数々を展示。他にも、フランス史に名を遺した高貴な身分の女性たちの装い、地方の伝統的衣裳といった、様々な階級・職業別の装いの風俗描写を通して、フランス近代の熟達したイラストレーションの世界が披露される。



さらに、京都服飾文化研究財団の貴重なコレクションより、当時の華麗な衣裳が登場。描かれた衣装と実物とを見比べることで、より立体的にモダン・パリの雰囲気を感じることができる。また、2013年8月10日(土)には鹿島茂、2013年8月24日(土)には京都服飾文化研究財団チーフ・キュレーターの深井晃子を招いての特別講演会が開かれるなど、作品への理解を深める様々な企画も用意される。



【展覧会概要】

鹿島茂コレクション3 モダン・パリの装い―19世紀から20世紀初頭のファッション・プレート

会期:2013年7月14日(日)~2013年9月8日(日) ※月曜日休館(ただし7月15日は開館、翌日休館)

時間:10:00~18:00 ※入館は午後5時30分まで

料金:一般 500円、高大学生及び65~74歳 300円、中学生以下及び75歳以上無料(その他各種割引有)

会場:練馬区立美術館

住所:東京都練馬区貫井1丁目36番16号

URL:http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/



■特別連続講演会

Ⅰ 鹿島茂氏(フランス文学者、明治大学国際日本学部教授)

「ファッション・プレートについて」

8月10日(土)14:30~16:00[申込締切7月25日(木)必着・抽選]



Ⅱ 深井晃子氏(京都服飾文化研究財団チーフ・キュレーター)

「浪漫衣装から現代衣服へ」

8月24日(土)14:30~16:00[申込締切8月9日(金)必着・抽選]



■読み語り 貫井図書館共同主催

「銀河万丈氏(声優)による読み語り」

読み語り題目:夢野久作の「童貞」ほか

8月4日(日)15:00~16:30[申込締切7月23日(火)必着・抽選]



<申し込み方法>

①イベント名②住所③氏名(ふりがな)④年齢⑤ 電話番号を記入のうえ、往復ハガキまたはE メール(museum@city.nerima.tokyo.jp)にて練馬区立美術館へ。1通のハガキ・メールで2 名まで応募可能。連名で記入。複数のイベントに申込の際は、1つのイベントにつき1通のハガキ・メール。まとめてのご応募は不可。Eメールの場合、タイトルに申込希望の講演名を記載すること(例:「鹿島茂氏講演申込」)。

※イベントへの参加には展覧会チケットが必要です。(当日以外の半券可)



【鹿島茂氏 プロフィール】

1949年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程修了。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、1999年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞を受賞、他著作多数。共立女子大学教授を経て、2008年4月より明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学。


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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