レンゴー、中国で不織布事業を展開 紙おむつ需要に対応

2013年5月21日 13:09

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 レンゴーは20日、同社の100%子会社で不織布(ノンウーブン)事業を展開するレンゴー・ノンウーブン・プロダクツが、不織布事業初の海外展開として、中国・江蘇省において不織布の販売会社を設立するとともに現地生産を開始すると発表した。

 レンゴー・ノンウーブン・プロダクツは1986年の設立以来、主に紙おむつ(ダイアパー)や生理用品などの衛生用品向けサーマルボンド不織布を製造している。現在国内トップメーカーとして長年にわたる不織布製造に関する技術とノウハウの蓄積を通じ、顧客のさまざまなニーズに対応した高品質な不織布製品を提供している。

 近年、中国では高水準の経済発展を背景に紙おむつなどの需要が急拡大しており、今後とも布おむつからの切り替えなどにより高い消費量の伸びが期待されている。このため、成長著しい同国の衛生用品市場の需要に応えるべく、今回、江蘇省無錫市にレンゴー・ノンウーブン・プロダクツ100%出資の不織布販売会社を設立する。

 一方、不織布の製造は、レンゴーの中国子会社である無錫聯合包装有限公司が行い、工場建屋を増改築して新たに不織布製造設備を導入するとともに、製品は新設の販売会社に全量供給する。第一期計画(年産4,800トン)として2014年1月からの生産開始を予定しており、今後数年内に年産約10,000トンまで生産規模を拡大する予定。

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