子供達の睡眠不足は学習に悪影響

2013年5月10日 07:00

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記事提供元:スラド

danceman 曰く、 裕福な国ほど、子供達の睡眠不足問題が深刻化しているようだ。米国では9~10歳児の73%が、そして13~14歳の学生の80%が睡眠不足に陥っているのだという。睡眠不足が学習に与える影響を調べた新たな研究によれば、子供達が深夜遅くまで携帯電話やノートPCといったデバイスを使用できるようになったことが関連しているのではないかとのこと(本家/.BBC記事)。

 睡眠と学習との関係を研究するTIMSS and PIRLS International Study CenterのChad Minnich氏によれば、子供は睡眠時間が多いほど数学と科学、リーディングの成績が良いのだそうだ。また学校の教師は、睡眠不足のため能力を発揮できない子供達に合わせて授業内容のレベルを下げなければならず、結局は睡眠を充分にとっている子供達にも悪影響が及んでしまっているとのこと。

 同記事では、子供達が睡眠を充分にとっている国の中に日本が含まれている。また韓国では、若いうちは睡眠不足児童の割合が世界で最も低い水準にあるのだが、中学生以上では睡眠不足が大きな問題になっているのだそうだ。

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