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北朝鮮の長距離弾道ミサイル「KN-08」、その真贋のほどは
eggy 曰く、 北朝鮮が昨年、長距離弾道ミサイルKN-08をトラックに載せて軍事パレードを行ったが、これについて「本物か、それとも偽物か」といった熱い議論が本家/.でも交わされている(本家/.、npr記事)。
独企業Schmucker Technologieの航空エンジニアMarkus Schiller氏は、インターネット上に出回っている動画や画像を見て不自然な点があることに気が付いたという。パレードではKN-08が6基使われていたとのことだが、それぞれに違いがあることを氏は指摘している。また、Union of Concerned Scientistsのロケット専門家であるDavid Wright氏は、燃料注入口の位置が不自然、ケーブル配線が正しく行われていない、ミサイル弾頭が安っぽい金属シートもしくは木製であると指摘している。インターネット上に掲載されている画像からもミサイルの先端部が波上にうねっているのが見てとれるが、これは薄い金属シートで造られているからであり、これでは飛行圧力に耐えられないとされている。このように北朝鮮ミサイルの問題点を挙げ、偽物との判定を下している専門家も多いようだ。
ただ、練習用としてミサイルの模型を使用することは一般的に行われており、北朝鮮がパレードの時に模型を使用していたとしても何ら不思議ではない。米諜報機関は、軍事パレードで使用されたミサイルがハリボテだったとしても、北朝鮮の核ミサイルプログラムは本物であるとの見解を示している。
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