【相場熟者が答える投資相談】東京製鐵を400円で3000株保有、上げ一服となっているが

2013年5月5日 13:12

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 東京製鐵 <5423> を400円で3000株持っています。上げ一服となった要ですが、今後の見通しと対処方向をよろしくお願いします。

  【答え】 これから「二番底」をつけに行く展開、余裕あれば買い増しも一法。5月2日は、18円安の374円と5日続落で下値を探る動きとなっています。同社は、4月19日大引け後に前13年3月期業績と今14年3月期業績予想を発表。今期黒字転換が見込まれることを好感し、400円割れ水準から同24日高値430円と買われていましたが、4連休控えで戻り待ちの売りに押されています。

  今14年3月期は、製品販売価格の値戻しに取り組むほか、販売と生産の連携を強め顧客ニーズに迅速かつ柔軟に対応する体制を築き販売回復を目指します。売上高は1320億円(前期比3.8%減)、営業損益は25億円の黒字(同167億1000万円の赤字)、経常損益は25億円の黒字(同162億6500万円の赤字)、最終損益は20億円の黒字(同1466億0900万円の赤字)と黒字転換を見込んでいます。

  株価は、2月7日につけた年初来の高値541円から4月4日安値350円まで35%の調整を挟んで24日高値430円と上昇。13週移動平均線が上値抵抗線として意識されたことで、二番底を付けに行く動きと見ます。PBR0.79倍と割り負けしていますし、調整が一巡すれば、業績回復見通しを見直されると期待されますので、持続と考えます。余裕があれば、リバウンド狙いでここからの押し目場面で買い増しも良いでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】ネット活用不動産情報のネクストは海外にも事業展開、今期も業績伸長へ、株価は長い下ヒゲで底入れ(2009/05/02)
【株式評論家の視点】信越化学工業は今期見通し未公表だが、増益路線継続との見方が強い(2009/05/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事