ドイツ、Street Viewデータ収集問題でGoogleに罰金。法律上の問題で罰金は少額

2013年4月26日 08:00

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 ドイツはGoogleがWi-Fiネットワークからユーザー名、パスワード、Web履歴などの個人データを違法に収集していた件で、同社に14万5000ユーロ(18万9000米ドル)の罰金を科した。今回の金額は同社が2012年に上げた純利益総額の約0.002%にすぎず、Googleにとっては勝利といえる内容だ。ドイツ側は規制当局が課すことができる罰金の限界があったため、罰金の額が少なすぎると不満を漏らしている(TechweekCNET本家/.)。

 ドイツ、ハンブルク市のデータ保護当局者Johannes Caspar氏は「知られている限り最大規模のデータ保護規則違反の一つだ。今回の罰金はGoogleに対する抑止力として「全く不十分だ」とコメントしているという。2010年には、Googleのストリートビュー車はWi-Fiネットワークからの個人データ収集だけではなく、写真を撮っていたことが明らかになり、米38州に総額700万ドル支払うという事件も起こしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | Google

 関連ストーリー:
オーストラリア裁判所、名誉毀損で Google に賠償命令 2012年11月19日
Google、書籍電子化プロジェクト訴訟で米出版社協会と和解 2012年10月08日
YouTubeに巨大訴訟の可能性? 2006年10月17日
ベルギーの裁判所、Google Newsは著作権侵害と判決 2006年09月20日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事