JR東海、新幹線「N700A」タイプ車両を2015年度末に全体の約8割に

2013年4月25日 11:55

印刷

改造後のN700系のロゴ(画像:JR東海)

改造後のN700系のロゴ(画像:JR東海)[写真拡大]

 JR東海は、新幹線N700系(全80編成)に対し、N700Aに採用する機能の一部(中央締結ブレーキディスク、定速走行装置)を反映する改造を浜松工場で行うことを計画しているが、今回3年間の具体的な改造計画が決定したと、24日発表した。N700Aの投入およびN700系の改造により、さらに安全性・安定性が増したN700Aタイプの車両は、2015年度末に全体の約8割となる。

 2013年度は32編成、2014年度は37編成、2015年度は11編成のN700系を改造する。初めて改造が完了する編成(第1編成)は5月中旬に運用開始する予定。なお、全改造(80編成)にかかる費用は約230億円を見込んでいる。

 また、改造した車両には新しいロゴを貼り付ける。改造によりN700Aに採用した技術の一部を取り入れ、N700Aタイプになることから、現行ロゴに「A」の文字を追加する。改造後のN700系の呼び方は「N700系」のままで変更はしない。

関連記事