サポート終了でも中国人が XP を使い続ける理由

2013年4月22日 12:50

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記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 中国では Windows XP 利用率が高く、なおかつ Internet Explorer 6 の利用率が高い国であり、中国 CNZZ の調査では Windows XP の使用率は 3 分の 2 に及ぶらしい (山谷剛史の「アジアIT小話」より) 。

 中国では多くのユーザーが男女問わず最初は PC を自作し、ソフトも自分でインストールという知識レベルにある上、海賊版普及によりあらゆるソフトが無料という環境で育ったことから「自分たちにとって本当に使いやすいもの」を選ぶ傾向が強いという。その結果、動作の軽い IE6 の利用率が高くなっているようだ。中国では当局の規制で Chrome が利用できなくなることも、IE6 が使われ続けている理由のようだ。

 また、各種パッチやユーティリティソフトがインストール済みで、かつマルウェアが仕込まれた海賊版 Windows XP を利用し続けていること、Windows XP のサポートが終了しても、中国セキュリティーベンダーが勝手にセキュリティ更新プログラムの提供を行うとされていることから、今後も中国で Winodws XP は使い続けられる可能性が高いとしている。

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