【今日の言葉】動き始めた特区構想

2013年4月20日 16:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 『動き始めた特区構想』=アベノミクスは、これまでの金融緩和から第2段階の成長戦略に向かい始めているようだ。そのひとつが、「特区」構想である。税制と規制緩和の両面から経済特区を設け日本経済の再生と成長につなげるという狙いのようである。先ずは東京、大阪、名古屋の大都市部を中心に法人税引下、規制緩和の案が机上にのぼっている。東京では地下鉄、バスの24時間運航、外国人医師の医療行為認可などの規制緩和が伝えられている。大阪ではイノベーション特区に医療・バイオ、新エネルギー産業の強化が打ち出され、名古屋では航空・宇宙産業の強化、農業法人への出資緩和等により農業拠点特区も伝えられている。一方で、法人税下げは法律の平等に反するのではないか、地域間格差を却って拡大し均衡ある国土の発展という基本に反するのではないか、といった慎重意見も聞かれる。これまでの日本スタイルで言えば、均一型が好いだろうが、今の日本の状況では日本全体を成長させることは難しいのではないだろうか。特区のような突破口を設けることは間違いではないように思われる。ただ、大都市圏だけでなく基地が返還されそうな沖縄特区、震災復興の東北特区なども打ち上げてもらいたいものだ。必ずや地方活性化の起爆剤となるはずである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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