アンタレスロケット1号機、日本時間18日早朝に打ち上げへ

2013年4月18日 00:00

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記事提供元:sorae.jp

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  アメリカ・ヴァージニア州のワロップス島にある中部大西洋地域宇宙港(MARS)では現在、4月17日に予定されている、オービタル・サイエンシズ社の新型ロケット・アンタレスの打ち上げに向けた準備が進められている。

  アンタレスはオービタル・サイエンシズ社の中型ロケットで、国際宇宙ステーション(ISS)に無人補給機シグナスを打ち上げるために開発された。今回がアンタレスにとって初めての打ち上げで、本物のシグナスではなく、同じ質量をした"重り"が搭載されている。この打ち上げが成功すれば、今年の夏にも、本物のシグナスを載せて、ISSへ向けて打ち上げられる予定だ。

  アンタレスとシグナスの打ち上げは、NASAが同社との間で交わした、民間の企業にISSの補給任務を担わせるという、COTS(Commercial Orbital Transportation Services)契約に基づくものだ。この打ち上げは、今後のISSへの補給と、運用とをより確実なものとし、またスペースX社に並んで、民間宇宙輸送時代の到来を告げる、とても重要で意義のあるものとなる。

  打ち上げはアメリカ東部夏時間4月17日17時から20時(日本時間4月18日6時から9時)に予定されている。また予備日として18日と19日が確保されている。

  現在のところ、17日の打ち上げ予定時刻における射場周辺の天候は曇りと予報されており、また、にわか雨や雷雨に見舞われる可能性もあると予想されている。打ち上げに適した空模様になる確率は45%程度で、あまり芳しいとは言えないが、現在のところ延期などは考えられておらず、打ち上げに向けた作業が進められている。

  打ち上げの模様はNASA TVにて、日本時間18日の5時から生放送される。

 ■Cargo Resupply Services
http://www.orbital.com/Antares-Cygnus/

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