ANA スターバックスとマイレージ提携開始

2013年3月30日 23:02

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 頻繁に旅行する人も、しない人も、航空会社のマイルを貯めているという人は多いだろう。提携カードを使えば、旅行をした場合はもちろん、普段のショッピングでもマイルと呼ばれるポイントがたまり、その積算ポイントに応じて多彩なサービスが受けられる。

 場合によっては、知らないうちに海外へのエアチケットが無料で手に入ることも可能だから、このシステムを利用しない手はない。クレジットカードの利用がなかなか浸透しなかった日本において、カードの利用普及が急速に促されたのは、このマイルポイントシステムの貢献が大きいといえる。

 ところで、このマイルカード、利用する側にとっては、ポイントの還元率や還元サービスの内容はもとより、どんな企業と提携しているかが、カードを選択する際の大きなカギとなる。マイルカードは確かにお得だが、海外へ飛び回っている多忙なビジネスマンでもない限り、そうそうエアチケットが手に入るほどのポイントは貯まらない。当然ながら、普段の生活の中で使うときに溜まるポイントが主な蓄積となる。

 しかも、航空会社と提携している企業や店舗で使うとプラスアルファのボーナスポイントがもらえる場合があり、そのため、提携カードを持っていると、その店舗や企業での購買意欲が喚起されることとなる。そしてこの度、全日本空輸株式会社(以下「ANA」)と、スターバックスコーヒー ジャパン株式会社が、2013年4月1日より「ANAマイレージ」提携を開始することを発表したのだ。

 これまで両社では、国内線プレミアムクラスにおける「スターバックス コーヒーfor ANA」の提供や、ANA SKY SHOP(機内販売)でのスターバックス限定商品の販売等を実施してきたが、「ANAマイレージ」については、新規提携となる。

 この提携により、スターバックス カードへの入金やスターバックス商品を購入した際、クレジット機能付きのANAカード利用すると、クレジットカード会社のポイント移行で得られるマイルとは別に、追加でマイルが自動積算される。また、ANAマイレージからスターバックスカードへの入金も可能になるので、スターバックスを頻繁に利用する人にとっては、こちらも嬉しいニュースだ。

 せっかくマイルを貯めたのに還元期限までに利用できず、泣く泣くポイントを消滅させてしまったようなあの苦い経験も、これからは珈琲の美味しい苦さに換えられるのだ。(編集担当:藤原伊織)

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事