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【相場展望】新生日銀がスタート、引き続き為替を注視しながら底堅い展開が続く
<相場展望>(4月1日~5日)
3月第3週(18-22日)の週末3月29日の相場は、表面的には61円高となったが、グッドフライデー休暇を前に外国人の売買が細り閑散相場に終始、改めて今の相場が外国人投資家主導で動いていることを印象付けた。その外国人投資家は3月第3週に19週ぶりに918億円の売り越しに転じた。これが日経平均が3月21日高値1万2650円でピークを打ち、調整に入っている要因だろう。
外国人買いを誘発している為替相場も、3月12日の96円71銭をピークに調整機運を強めている。いよいよ黒田総裁率いる新生日銀がスタートする。4月3、4日の日銀金融政策決定会合では国債の大量購入、株価指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)などリスク資産の購入が打ち出される模様。
いったん材料出尽くしによる円買いが進む可能性も考えられるが、これまで円安は押し目を作らず動いてきた。だから、ぼつぼつ円安は一服局面との見方もあるが、押し目のない円安は先駆した投資家の利食い売りを吸収する勢力が存在することを示している。大勢的な円安のトレンドが崩れるとは考えにくい。
4月1日の日銀短観では改善が示される見通しにある。3月27日の配当落ち日は約」90円の落ち分が、即日埋めとなった。即日埋めはその年の相場が上昇することを示している。基本的な強さを持続しながら、4月第1週は利食い売りを吸収しつつ、次の展開を期待した底堅い動きが続きそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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