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日本通信がKDDIとソフトバンクモバイルに相互接続を申し入れ
日本通信は28日、KDDIおよびソフトバンクモバイルそれぞれに対し、相互接続を正式に申し入れたと発表した。
日本通信は「マルチ・ネットワーク・キャリア」を標榜している。マルチ・ネットワーク・キャリアとして提供できるサービスには様々なものがあり、国内で2つのキャリアのネットワークを使用することで冗長化し、信頼度を飛躍的に高める基幹系向けデュアル・ネットワーク・サービス、複数キャリアのLTEを統合的に使用することでどの携帯事業者よりもカバレッジの広い最大のLTEネットワークの提供、あるいは日本通信が既に米国で提供しているcdma2000系ネットワークと国内cdma2000系ネットワークとを一つのネットワークとして一つの料金体系で提供するサービスなど、無限の広がりを持つサービスが提供可能になる。
日本通信はNTTドコモとの相互接続を2009年3月に実現しているが、それから丸4年が経過し、その間、MVNO産業は順調に進展している。一方、携帯事業者の設備面においては、新規周波数の割当やLTEへの設備投資が始まり、ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは本来の競争軸である設備面における競争を展開している。
このような背景のもと、日本通信は今回、より多様かつ低廉な通信サービスの提供を目指し、KDDIおよびソフトバンクモバイルそれぞれに対し、日本通信がドコモと実現しているレイヤー2接続を申し入れた。
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