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ソユーズTMA-08Mが発射台へ、初の有人ショートカット飛行
Image credit: RSC Energia[写真拡大]
ソユーズ有人宇宙船(ソユーズTMA-08M)を載せたソユーズFGロケットはモスクワ時間3月26日5時頃(日本時間11時頃)、ロケット組立試験施設から運び出され、発射台に据え付けられた。いよいよカウントダウンが始まり、打ち上げの準備が整った。
3月25日にはソユーズTMA-08Mのペイロード・フェアリングとロケットの組み立て作業が行われ、RSCエネルギア社のヴィタリー・ロポタ社長らによる技術幹部会議も開かれ、発射台への移動が許可された。
今回のソユーズTMA-08Mには、第35次/第36次長期滞在クルーのパベル・ビノグラドフ宇宙飛行士、クリストファー・キャシディ宇宙飛行士、アレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士の3人が搭乗する。
今回の打ち上げでは、初の有人ショートカット飛行が実施される見込みだ。
以前、プログレスやソユーズ有人宇宙船が打ち上げられてから国際宇宙ステーション(ISS)に到着するまでは約2日間かかっていたが、ロケットを完璧なタイミングで打ち上げ、完璧な軌道に投入することで、これを約6時間にまで短縮することに成功した。
ただ、この方法はいつも使用できるわけではなく、バイコヌール宇宙基地の位置とISSの軌道関係上、6時間でドッキングできる機会は3日に1度しか訪れない。また打ち上げ前にISSがデブリ回避などで軌道を変えた場合もこの方法は使えなくなってしまう。その場合は打ち上げを延期するか、今まで通りの2日間掛かる飛行プロファイルに換えなければならない。
ロシアはこれまで、プログレスの運用でショートカット飛行を3回成功しているが、有人での運用は今回が初めて。
なお、ソユーズTMA-08Mの打ち上げはバイコヌール時間3月29日2時43分(日本時間5時43分)に予定されており、ISSとのドッキングは打ち上げの約6時間後に予定されている。3人はISSで滞在しているクルーらと合流し、約6ヶ月間の長期滞在を行う。
■March 26, 2013. LV Soyuz rollout to the launch pad
http://www.energia.ru/en/iss/iss35/photo_03-26.html
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