PHP、5.3 系のサポート終了が迫るも移行進まず

2013年3月26日 12:50

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記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 21 日の W3Techs の記事によると、PHP 5.3 系のサポート終了 (end of life cycle) が今月末と迫る中、いまだもっとも使われている PHP のバージョンは 5.3 系であり、5.4 系への移行はほとんど進んでいないという (W3Techs の記事, マイナビニュースの記事より) 。

 PHP のバージョン別のシェアとしては長い間 2010 年 12 月にサポートが終了した 5.2 系が最も高いシェアを占めていたが、21 日ついに 5.3 系がそれを追い越しトップシェアを獲得した。しかし、その 5.3 系も 2013 年 3 月のサポート終了が予定されており (PHP 5.3.20 リリース時のニュース記事)、来月以降唯一のサポート対象となる 5.4 系は昨年 3 月にリリースされたが (/.J 記事) いまだ 3 % 程度のシェアしか獲得していないという。5.2 系と 5.3 系を合わせたシェアは 93 % 以上となる。

 5.2 系から 5.3 系への移行すら遅々として進まない背景としては、この間の互換性の問題があげられている。PHP の場合、サポート終了といっても即座にセキュリティパッチが提供されなくなるわけではないが、5.2 系のサポート終了の際は、修正版のリリースが後回しにされるといった影響が確認されている (gihyo.jp の記事) 。

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