【相場熟者が答える投資相談】ブイ・テクノロジーは上値フシ到達で目標達成感、いったん売却も

2013年3月23日 09:29

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 ブイ・テクノロジー <7717> を30万円で3株持っています。売り損なってしまいましたので、今後の見通しと対処方向をよろしくお願いします。

  【答え】 3月22日(金)は2万5000円安の35万0500円と大幅反落しています。

  13日付でみずほ証券が投資判断を「買い」継続で、目標株価を23万5000円から45万円に引き上げたことを好感し、15日に昨年来の高値41万7000円と買われていましたが、利益確定売り優勢の展開になっています。同証券では露光装置(AEGIS)の大型案件、中国の新規FPD設備投資に関連した検査修正装置の受注増加で業績回復が高く、来14年3月期に大きく好転すると観測しています。

  みずほ証券は、従来からブイ・テクノロジーのレーティングをカバーしているのですが、どちらかいうとやや強気な見方をする嫌いがあります。3月期末を意識した目標株価の引き上げとも勘繰りたくなりますが、いずれにしても40万円の上値のフシに到達したことから、目先目標達成感が出たもようです。

  13年3月上期に希望退職の募集を実施し、通期最終損益は4億7000万円の赤字(前期は3億2800万円の黒字)を見込み、14年3月期黒字転換が期待されますが、昨年11月12日につけた昨年来の安値12万0600円を底にした二段上げ終了で、織り込み済という感じもします。下値支持線となる13週移動平均線まで下押す可能性がありますので、いったんは売却を考えるところでしょう。14年3月期会社予想(昨年は5月8日)が明らかになった時点で買い直す位の気持ちで良いでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】今期大幅増益のエスプール、派遣やコールセンター需要拡大で中期的な収益拡大(2013/03/22)
【株式評論家の視点】ヒーハイスト精工はTHKの新展開入りに触発され訂正高本番入りへ(2013/03/22)
個人投資家向け企業情報 Media-IR(日本インタビュ新聞社)(2012/08/03)
IRソリューション 個人投資家向け企業情報 Media-IR(日本インタビュ新聞社)(2012/08/03)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事