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福山通運とセイノー、戦略的物流システムにおいて業務提携
エコデリバリーのイメージ(画像:福山通運)[写真拡大]
福山通運とセイノーホールディングスは12日、戦略的物流システムにおける業務提携に関して基本合意したと発表した。
今回両社は、災害時などにおける事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の一環として、災害時の機能継続・早期復旧機能の確立を図るため、「大規模災害発生時等における相互協力に関する協定書」を取りまとめ、両社の間で調印した。
具体的には、「被災地域での物流施設(プラットフォーム、事務所)の提供」、「被災地域での作業人員の応援」、「インタンク(燃料)の共同利用」、「被災従業員への社宅提供」、「防災訓練の協同実施」などで相互に協力していく。
また、両社の経営資源を共有することで品質および利便性を向上させ、顧客に最適な輸送サービスを提供する。その一方で、地球温暖化ガス排出の抑制による環境負荷の低減や道路渋滞の緩和による交通環境の改善など企業に求められる社会的責任の遂行にも努めていく方針。
具体的には、「エコデリバリー」として、顧客(出荷人、荷受側)、社会、業界の困りごとの解決を目指す「共同一括配送サービス」を提供する。同一の配送先を集約して一括で配送することにより、荷受作業の負担が軽減される。また、通い容器、パレットの回収も可能になる。これにより、大口配送の非効率性が大幅に改善される。
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