ニコン、コンパクトデジカメ「COOLPIX A」を発売 デジタル一眼相当の描写力

2013年3月5日 17:59

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「COOLPIX A」(画像:ニコンイメージングジャパン)

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 ニコンの子会社であるニコンイメージングジャパンは5日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」初のニコンDXフォーマットCMOSセンサー搭載モデル「COOLPIX A」を3月下旬に発売すると発表した。

 「COOLPIX A」は、「COOLPIX A」用に専用設計された焦点距離18.5mm、開放F値2.8のニコン新開発広角単焦点NIKKORレンズと、ニコンDXフォーマットCMOSセンサーを搭載したモデル。デジタル一眼レフカメラの高い描写力とコンパクトデジタルカメラの手軽さを両立していることが特徴。

 「COOLPIX A」に最適化した専用設計のNIKKORレンズは、幅広い撮影領域に対応できる汎用性の高い広角レンズで、コンパクトデジタルカメラの機動性を活かしながらレンズ性能を最大限引き出す光学設計を実現した。諸収差を効果的に低減し、絞り開放から画面全体にわたって高い描写性能を実現。また、7枚羽根虹彩絞り採用により、被写体の美しい自然なボケ味が楽しめる。

 「COOLPIX A」は、約111.0(W)×64.3(H)×40.3(D)mm(突起部除く)、質量約299gのコンパクトなボディーに、ニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラと同等の画質、豊かな階調表現や色再現性を実現するDXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジンを搭載。有効画素数は1616万画素。さらに、「COOLPIX A」は光学ローパスフィルターレス仕様を採用。イメージセンサーの解像力とNIKKORレンズのシャープな描写力を最大限引き出し、鮮鋭感と立体感に優れた画像を求めるユーザーの声に応えるコンパクトデジタルカメラとなっている。

 また、「COOLPIX A」は、14bit圧縮RAW(NEF形式)による撮影・現像に対応しているほか、ユーザーの創作意図に合わせたピント設定が可能なマニュアルフォーカスリングを搭載。高精細な1920×1080/30pのフルHD動画撮影機能など、多彩な機能を備えている。

 上面トップカバーには耐久性に優れたマグネシウム合金を採用し、金属質感を活かしたデザインが特長。レザー調のグリップ部や金属削り出しのダイヤル部など、細部に至るまで上質な仕上がりとなっており、持つことへの誇りを感じられる本物感の高い風格の漂うボディーとなっている。

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