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都内のセブン銀行ATM4箇所に小型読取装置、スキミング被害の疑い
セブン銀行は28日、都内の同社ATM4箇所において、顧客のキャッシュカード番号やクレジットカード番号、暗証番号などの情報がスキミング機(小型読取装置)などの設置により不正に取得された疑いのある事案が発生したと発表した。スキミングされた可能性がある取引データは4箇所で合計約3,200件分と確認されている。
セブン銀行によると、2月26日にセブン銀行BIG BOX 高田馬場ATM(東京都新宿区)1台にスキミング機、カメラ等が不正に設置されているとの連絡を受け、同銀はすぐに警察に通報し、装置を回収したという。また、同時に防犯画像確認等の調査徹底の結果、他の日、他の設置ATMでも同様の事案を確認したという。
スキミング機・カメラ等が不正に取り付けられていたATMの設置場所は、「セブン銀行BIG BOX 高田馬場ATM(東京都新宿区)」、「セブン銀行東京メトロ副都心線西早稲田駅ATM(東京都新宿区)」、「セブン銀行西武池袋本店ATM(東京都豊島区)」、「セブン銀行豊島南池袋1丁目ATMコーナー(東京都豊島区)」の4箇所。
情報の不正取得は、ATMのカード挿入口に取り付けられたスキミング機によってカード番号などの磁気テープ情報が、またATM機の右側プラスチックバイザーに貼り付けられた箱の中に小型カメラがセットされ、顧客が入力した暗証番号が不正に取得された可能性があるという。その後の警察からの連絡により、回収したスキミング機の分析の結果、主に海外ATM取引時で使用するデータだけを読み取る仕組みであったことが判明したという。
今回の事態を受け、セブン銀行では、情報を不正に取得された可能性のある顧客については2月27日よりそれぞれ提携する金融機関より順次連絡し、被害状況の有無について確認してもらうなどの対応を行っている。また、セブン銀行口座については同社より連絡・確認を行っている。
さらに、再発防止に向け、全国のセブン銀行ATM全台の状態を直ちに総点検しているという。今後は警備体制の見直しを実施し再発防止に努め、また、ATMのカード挿入口に不正物の設置ができないような処置や不正検知システムの導入等を考えているという。
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