オープンソースの「絵文字」作成プロジェクト

2013年2月27日 13:56

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 日本ではおなじみの絵文字が、資金募集サイトKickStarterのプロジェクトとして登録されている。登録者はアメリカ生まれで現在は名古屋に住むRei Kagetsuki氏。プロジェクト名は「Phantom Open Emoji」。このプロジェクトは、誰でも手数料や制約条件なしで使用できる絵文字のオープンセットを作ろうというもの。集まった額によって制作される絵文字の数が決まる模様。最低金額はベースセット絵文字+カスタム絵文字125個の5000ドルから、「何でも作るよ」的な5万ドルコースまで。

 Unicode 6.0では絵文字のために800以上の文字コードが用意されている。米国内でも絵文字はあるが著作権やライセンス等の縛りがあり、オープンソースなOSに添付できるようなものはなかったようだ。現在はAppleが訴訟しないという希望的な観測の元でAppleが作った絵文字が使用されていることが多い模様。本家のタレコミ人によれば、このプロジェクトが成立すれば、LinuxやBSD、GNUシステムなどと一緒に配布することができる最初にして唯一の絵文字のセットになるとしている(本家/.)。

 なお、米国内ではこうした絵文字はあまり使用されていないようだが、米国議会図書館では、ハーマン・メルヴィルの長編小説「白鯨」を絵文字で表現するというプロジェクトが行われているなど、絵文字の使用に積極的だとしている(NETWORK WORLD)。

 スラッシュドットのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース

 関連ストーリー:
Gmail で絵文字が復活 2013年02月18日
Unicode 6.0で絵文字が採用される 2010年10月14日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事