東京メトロなど、ベトナム・ハノイで都市鉄道の運営・維持管理を支援

　東京地下鉄（東京メトロ）と日本コンサルタンツは25日、今回共同で、独立行政法人国際協力機構（JICA）が行う「ベトナム国ハノイ市都市鉄道規制機関強化及び運営組織設立支援プロジェクト」を受注し、同機構と契約を締結したと発表した。

　現在ハノイでは、都市の持続的な発展のために骨格となる都市高速鉄道の整備が喫緊の課題となっている。この課題を解決するため、現在ハノイ市では運輸交通マスタープランに基づいて鉄道路線の建設が進んでいるが、その一方で、これら各路線を運営・維持管理する組織の設立が急務となっている。

　そこで同プロジェクトでは、ハノイ市民に喜ばれる便利な都市鉄道システムの構築に資するため、85年間培った豊富な都市鉄道運営ノウハウを持つ東京メトロと、海外鉄道事業コンサルタントの経験が豊富な日本コンサルタンツが共同で、ハノイ市都市鉄道2号線、2A号線及び3号線の運営・維持管理組織の設立等の支援を行う。

　なお、東京メトロは、これまでも海外からの視察受け入れや海外への社員派遣などを行ってきたが、本格的な海外支援に取り組むのは今回が初めてとなる。