Office 2013のライセンスが日本だけ世界と異なる理由

2013年2月24日 14:25

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 先日、ここスラッシュドットでもOffice 2013のライセンスについての話題が取り上げられた。結局、Office 2013は日本だけ特別に異なるライセンスで提供されるということだったのだが、なぜこのようになったのかについて、日本マイクロソフトが説明している(PC Watchの記事)。

記事によると、このようなライセンスになったのは日本マイクロソフトが独自に調査を行った結果だという。その理由の1つとして、日本のPCの多くにOfficeがプリインストールされて出荷されているため、ライセンス体系を変更しなかったのだという。また、日本でOffice 365が提供されない理由も同じらしい。

ただ、今回問題となっているのは単体で販売されるOfficeのライセンスであり、バンドル版の話ではない。そのため、ちょっとこの説明は腑に落ちないところはある。さらに米国などで提供されているにもかかわらず日本では提供されない「Office 365 Home Premium」は、「日本の家庭で5ライセンスが必要か」「商用利用できないライセンスは必要なのか」という議論の結果、日本での提供は見送られたという。そのため、日本では商用利用可能な「Office Personal 2013」がラインナップされているそうだ。

とりあえず、「日本ではすべてのOfficeで商用利用ができる必要がある」という方針であることは分かったが、混乱が起こる前にもう少し日本マイクロソフトは説明をするべきだったのではないだろうか。

 ちなみに、記事では1ライセンスで1台のデバイスに使用が制限されるProduct Key Card(PKC)の存在に言及しているが、PKCはライセンスなしのOfficeがプリインストールされたパソコンで使用するものだ。

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