脳の認知スタイルがリベラル/保守といった信条に影響している可能性

2013年2月22日 06:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 脳の認知スタイルの生理学的な違いが、リベラル/保守といった政治思想や信条に影響している可能性があるとの研究が発表された(論文要旨Smithsonian.com本家/.)。

 実験では被験者にリスクを取らせるタスクを行わせ、その様子を脳機能イメージングで測定したとのこと。その結果、リベラル派では社会認識および自己認識に関わるとされる左島皮質が活発に活動していたが、保守派では闘争・逃走本能に関わるとされる右扁桃体の活動が示されたという。

 リスクに対する被験者の行動は両派ともに同じだったとのことで、この実験はその判断を行う際の脳の活動に違いがあることを明らかにしたそうだ。

 ほかにもリベラル派と保守派では恐怖を処理する扁桃体の構造が違うという研究もあるとのこと。リベラル派は目新しいものや不確定さを探求するが、保守派は悪い事が起きそうな状況に対し身体的に大きく反応するとのことである

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