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NASAの太陽観測衛星「SDO」が捉えた太陽の磁気ロープ
Image credit: NASA[写真拡大]
アメリカ航空宇宙局(NASA)は2月18日、太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」によって撮影された太陽の磁気ロープ(フラックス・ロープ)の画像を公開した。
この画像は昨年7月に撮影されたものを合成したもので、各ループが分かるように強調されている。磁気ロープはコロナ質量放出(CME)で形成され、大きな太陽嵐を引き起こす原因だと考えられており、この画像は科学者らが磁気ロープの形成を初めて識別できたものだという。
「SDO」はリビング・ウィズ・ア・スター(LWS)計画の最初の観測衛星で、計3つの観測機器を搭載し、高度3万6000kmの対地同期軌道から太陽を観測する。太陽内部がどのように活動しているのか、太陽エネルギーがどのように放出されるのかなどを研究し、コロナ質量放出状況や太陽フレアの警戒予測などの宇宙天気予報を提供する。
「SDO」は2010年2月に打ち上げられ、5年間以上にわたって太陽を継続的に観測する予定となっている。
写真=NASA。
■Flux Ropes on the Sun
http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_2451.html
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