【株式評論家の視点】外国人投資家は押し目買いの姿勢、調整懸念抱えながらも強基調

2013年2月16日 14:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<相場展望>(18日~22日)

  2月2週(2月12日~15日)の相場は週末にかけ調整色を強める足取りとなった。特に週末15日は円が1ドル=92円台の円高へ動いたことを映し、輸出関連株を中心に利益確定の動きが広がり全面的な値下がり商状となった。下がってみれば足元の立ち位置の高さが認識された面もあったようだ。

  しかし、G20財務相・中央銀行総裁会議で、最近の円安傾向について各国からお咎めなしと伝えられると、週末15日のニューヨーク市場では円は93円台へレートバック。ニューヨークダウの3日ぶりの反発も加わり、シカゴ日系平均先物は1万1330円と、大証の引け1万1170円を上回った。

  これで第3週(18~22日)の株式相場は一段高で始まることになる。2月第1週(2月4日─2月8日)の資主体別売買で外国人投資家は1506億円買い越した。買い越しは13週連続。これは2010年11月第1週から11年5月第3週まで29週連続以来の長期買い越し記録になる。国際金融筋に取材してみると、外国人投資家の買い意欲はきわめて旺盛という。ただ、相場が下げないことで、思いのほか買いのピッチは遅れている模様。外国人のほか個人投資家も併せ、今回の相場に出遅れた投資家の押し目買い意欲は強い。調整への懸念を抱えながらも底堅い動きが続きそう(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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