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【村山貢司の気象&経済歳時記】この春、アレルギー性鼻炎のOTC薬登場が話題に
薬剤には処方薬とOTCがある。処方薬は医療機関で診療を受けた後に医師が処方する薬で医療用薬品と言われる。OTCは「Over The Counter」の略で、薬局で買うことのできる薬のことである。
昔の薬局はカウンターの奥に薬を置いて、薬剤師が販売していたことから名づけられたもので、日本では市販薬あるいは大衆薬と呼ばれていたが、2007年からOTC薬に呼称が統一されている。
処方薬は効き目が高いものが多いが、副作用を伴うこともあり医師の判断で処方されるものである。処方薬のうち有効性や副作用に問題がないとされたものを市販薬と売り出した場合はスイッチOTCと言われている。
この春、アレルギー性鼻炎のOTC薬が何種か発売され医療業界で話題になっている。現在花粉症の治療を行っている多くの医療機関で処方される薬が突然スイッチOTCとして発売され、しかも医療用と同じ成分であることを宣伝している。花粉症治療は耳鼻科や内科の医療関係ではかなりの比率を占めており、患者が減少するのではないかとの危惧が強い。
実際は保険診療で薬を処方してもらう方が患者には経済的であるが、手軽に買えることからOTCがかなり伸びそうだ。患者の自己負担分が増加するだけ国の医療費が減少することになり、今後も国が積極的に認可するだろう。医療用薬品の市場シェアとその薬剤からのスイッチOTCの動向はチェックしておく必要がある。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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