プログレスM-18M、国際宇宙ステーションに到着

2013年2月12日 20:45

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: RSC Energia

Image credit: RSC Energia[写真拡大]

  ロシア連邦宇宙局は12日、プログレスM-18Mの国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功した。

  プログレスM-18Mはドッキングに先立つこと約6時間前、日本時間11日23時41分46秒にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。軌道を4周した後、プログレスM-18MはISSとランデブーを果たした。

  そのころISSのズヴェズダ・モジュールでは、ISSに長期滞在中のオレッグ・ノヴィツキー宇宙飛行士とロマン・ロマネンコ宇宙飛行士がTORUの画面を通じ、プログレスを接近を見守っていた。TORUとはソユーズ宇宙船やプログレス宇宙船に搭載されているドッキング・システムで、画面を見ながら手動でソユーズやプログレスを操縦し、ドッキングさせるためのものだ。もともとソユーズとプログレスにはクルスと呼ばれる、もう一つのドッキング・システムも搭載されており、こちらはドッキングまですべて全自動で行える。通常はクルスの方を使うが、万が一問題が起きた場合は、すぐにTORUに切り替えられるようになっている。

  今回の飛行ではクルスは問題なく動き、モスクワ時間12日0時35分21秒(日本時間12日5時35分21秒)、プログレスM-18MはISSのピアース・モジュールにドッキングした。

  以前まではプログレスの打ち上げからドッキングまでは約2日がかかっていたが、プログレスM-16M、同M-17Mに引き続き、わずか6時間でのドッキングに成功した。これは打ち上げのタイミングと、軌道への投入精度を完璧にすることで成し遂げられたもので、この3回の成功により、早ければ3月28日に予定されている有人のソユーズTMA-08Mの打ち上げで、このショート・カットが使用されることになるだろう。

 ■Транспортный грузовой корабль «Прогресс М-18М» успешно пристыковался к МКС
http://www.federalspace.ru/main.php?id=2&nid=19888

 【関連記事】
ソユーズUロケット、補給船プログレスM-18Mを打ち上げ
国際宇宙ステーションへのプログレス補給船(50P)、明日打ち上げ
プログレス補給船(49P)、打ち上げ成功
プログレス補給船(49P)、発射台へ
プログレス補給船(48P)、打ち上げとドッキング成功

関連記事