福岡市、今春にもPM2.5の飛散予報を開始

2013年2月11日 17:23

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 中国から流れてくる微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染が問題となっているが、中国に近い福岡市では市民から「予報を知りたい」との要望が強いという。このため、福岡市では独自の予報システムの運用を7月ごろから開始することを決めた(日本経済新聞の記事YOMIURI ONLINEの記事)。

福岡市では以前から市内6か所でPM 2.5の濃度を常時測定・発表しているが、午前5時~6時の平均値が1立方メートル当たり39マイクログラムを超えた場合、国の環境基準(1日平均で1立方メートル当たり35マイクログラム)を超える可能性が高いという。これを暫定基準として、午前7時台に防災メールや市のWebサイトなどで「マスク着用」「換気の自粛」「洗濯物の部屋干し」などを市民に促すという。PM2.5の予報提供は全国初の取り組みになるとのこと。

 なお、福岡市は7日に開いた有識者会議で、予報の導入時期を前倒しすることを決めたという。読売新聞の記事では、3月にも呼びかけを始める方針としている(西日本新聞の記事毎日jpの記事YOMIURI ONLINEの記事2)。

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