パナソニック、カラーフィルタを使用しない「マイクロ分光素子」技術発表

2013年2月6日 12:20

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記事提供元:スラド

 maia 曰く、

 パナソニックは、約 2 倍の高感度化を実現するイメージセンサーの要素技術「マイクロ分光素子」の開発発表を行った (AV Watch の記事プレスリリースdoi:10.1038/nphoton.2012.345 より) 。

 カラーフィルタを使用せず、回折現象を利用して分光する。カラーフィルタで 50~70 % の光量が失われるから、その分、高感度化を実現できる。具体的には、例えば白+赤、白-赤、白+青、白-青の 4 つの色に分光し、演算で通常のカラー画像に変換する。この技術は CMOS でも CCD でも使える。仕組みからして、画素の高密度化や高感度化には向きそうだが、高画質化の点ではちょっと…と感じないでもないが。

 なお関連特許は国内 21 件、海外 16 件 (出願中含む)。

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