富士通、UDP ベースの高速伝送システムを開発

2013年1月30日 11:20

印刷

記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 富士通が UDP ベースで高速にファイルやデータをやり取りする技術を開発した。TCP ではパケットロスやそれによる再送によって遅延や転送性能の大幅な低下が発生するが、この技術では独自の再送方式を利用することで無駄な再送や遅延の発生を抑えるという (富士通のプレスリリースINTERNET Watch の記事より)。

 従来の TCP を使った通信をこの技術を使った新プロトコルに自動変換する技術も開発したとのことで、既存のアプリケーションでも高速にデータのやり取りが可能になるそうだ。

 開発された技術は以下の三つ。

 品質の悪い通信環境においてスループットと遅延時間を改善する新プロトコル 
 ネットワーク空き帯域のリアルタイム計測による通信帯域制御技術 
 既存の TCP アプリケーションに手を加えずに高速化する技術 2. はエンドホストの対応でどうにかなる問題なのだろうか。通信経路途中の可用帯域をどうやって推定するのかはプレスリリースだけではよくわからない。輻輳検知を使うのでは、という話を見かけた。なるほど。でもそれは空き帯域の計測と言えるのだろうか…。3. はプロキシみたいなイメージだろうか。識者の皆様からのツッコミ待ち。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | ネットワーク | インターネット

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事