関連記事
社会人が選ぶ「就活生にお薦めしたい企業」、一位はトヨタ
インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」が、25~39歳のビジネスパーソン5000人を対象に、就活生にお薦めしたい企業の調査を実施、発表した。この調査は、社会人に「社会人経験を積んだ現在の自分なら、新卒で就職活動をしている自分に、どの企業の受験を薦めるか」を聞きたもので、メーカー、ITに人気集まったようである。
調査の結果、1位はトヨタ自動車<7203>となった。投票理由としては、「技術力や社員の能力が高く、市場の変化への対応力があるグローバル企業で働くことで、自己成長できるから」、「世界のトヨタと言われるだけの人、モノ、社風、技術がそこにはある」といったものが多く見られたという。また2位はグーグルで、「非常に優秀で多種多様な人材が集まっている会社なので、他の会社の10倍以上のスピードで成長できそう」、「日本企業にはないユニークで柔軟な風土の会社なので、既成概念に縛られないクリエイティブな視点が身に付く」といった意見が多く見られるとのこと。以降、3位ソニー<6758>、4位ファーストリテイリング<9983>と続いている。
今回のランキングでは、上位50社中19社をメーカー(製造業)、50社中8社をIT系企業が占めている。大手メーカーの業績不振の影響で、メーカー(製造業)は学生の人気企業ランキングでは順位を下げ、一方、社会人を対象とした今回の調査では、業績不振である状況も前向きにとらえ、長期的、総合的に企業を評価する声が多くみられる。直近の業績で会社を選び、どこか後悔している人が多いことの表れと言えるかもしれない。投票理由に多く出てくる「自己成長」などというものは、多少の傾向はあれど、結局は自分次第のものである。となると、隣の芝生が青く見えているだけであり、今回のランキングも「芝生が青く見られる企業ランキング」と言えるのではないだろうか。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク