グルタミン酸からタミフル合成

2013年1月12日 16:56

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記事提供元:スラド

parsley 曰く、 微生物科学研究所とMeiji Seikaファルマは共同で、うま味調味料の原料となるグルタミン酸からインフルエンザ治療薬のタミフル(オセルタミビル)を合成する方法を開発した(YOMIURI ONLINEの記事)。

現在タミフルは中華料理などで使われる香辛料、八角の成分であるシキミ酸から合成されている。しかし、八角の生産量に左右されるため、新型インフルエンザの大流行時には供給不足が懸念される。石油由来の成分から合成する方法も開発されているが、グルタミン酸から合成することで、タミフルを安全かつ安価に大量生産できる可能性があるとのこと。

メリットなどは記事を読んでいただくとして、実用化はいつ頃になるのだろう。副作用として報告されている異常行動の原因は解消できるのだろうか。

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