GoogleはOffice市場でもMicrosoftに迫りつつある

2012年12月30日 08:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 これまでOffice市場は、Microsoft Officeが独占してきた。今もそれは変わらないが、GoogleのGoogle Appsが時間をかけてその牙城を崩しつつあるという。Googleはクラウドベースでワープロ、表計算、プレゼンテーション作成などを行えるGoogle Appsは、中小企業やハイテクベンチャー企業向けとして利用されると考えていたが、大企業の利用が増えているという。昨年は米国の内務省(9万人規模)やスイスの大手製薬会社(8万人規模)での採用が決まったという(New York TimesJapan.internet.com本家/.)。

 採用例が増えている最大の理由は価格だという。Google Appsの価格は1人あたり50ドル。一方、MicrosoftのOffice 365は最低でも72ドル必要で、必要なものによってはそれ以上の価格が必要になることがある。また2012年には、Google Appsはインターネットに接続されないコンピュータ上でも動作可能になったこと、厳格なヨーロッパ基準のセキュリティおよびデータ管理に対応したこともヨーロッパ系の多国籍企業などへの販売が簡単になった理由だとしている。

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