米特許商標庁、ピンチズームに関連するAppleの特許を無効と判断

米特許商標庁(USPTO)は、ピンチズーム機能に関連する重要なAppleの特許(U.S. Patent No.7,844,915)の請求項すべてを無効とする予備的な判断を下した(FOSS Patentの記事、WirelessWire Newsの記事、WSJ日本版の記事、本家/.)。

このうち請求項8は、米国でのApple対Samsungの裁判でも争点となっている。Appleは裁判で争われているマルチタッチ関連の特許の中で商業的に最も重要な特許と位置付けており、他の2件の特許については1台当たり2.02ドルの使用料を要求しているのに対し、この特許では1台当たり3.1ドルの使用料を要求している。請求項の中には、こじつけに近い理由で無効としているものもあるが、請求項8については1件の先行例に対して新規性なし、2件の先行例に対して先進性なしと判断されているとのことだ。　スラッシュドットのコメントを読む | アップルセクション | YRO | パテント | アップル | アメリカ合衆国

　関連ストーリー：
米特許商標庁、マルチタッチ操作などに関連するAppleの特許を無効と判断 2012年12月09日
米特許商標庁、Appleのバウンススクロールに関連する特許を無効と判断 2012年10月25日
米陪審団、SamsungがAppleの特許を侵害していることを認める評決。損害額は10億ドル超 2012年08月25日