【相場熟者が答える投資相談】サイバエージェントは買い増しも可、本格相場の可能性秘める

2012年12月12日 13:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 サイバエージェント <4751> (東マ)を22万円で2株持っています。買い増しを考えていますが、どうでしょうか。

  【答え】 12月12日(水)は3500円安の17万9000円と反落しています。

  インターネットの交流サイト(SNS)向けソーシャルゲーム開発を手掛けるenish <3667> (東マ)が、11日に新規上場し公募価格を上回る買い気配と高人気で、SNS関連として見直され物色の矛先が向かっています。また、スマートフォン向け交流サービス、ゲーム配信プラットホームで"モノ撮り"専用写真共有サービス「Mono Grapher」の提供を開始すると発表したことも株価を刺激する要因となっています。

  足元の業績、ネット広告とゲームの課金収入が好調だったほか、スマートフォン向けも拡大し、前12年9月期売上高は1411億1100万円(前期比18.0%増)、営業利益は174億1000万円(同21.3%増)、経常利益は171億4600万円(同21.5%増)、純利益は85億2200万円(同33.3%増)と好調に推移しました。今13年9月期業績予想については、明らかにしていませんが、2ケタ増収増益と好調が続くと観測されています。

  株価は、11年7月高値30万6000円から本年9月7日年初来安値14万1200円まで54%調整し、アイテム商法の「コンプガチャ」問題を織り込みました。その後、16万円を挟んだ底値もみ合いが続いていましたが、26週移動平均線を上抜いて騰勢を強めつつあります。24カ月移動平均線の22万5200円処を突破すれば、本格リバウンド相場に突入する可能性がありますので、買い増しを考えても良いでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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