【株式評論家の視点】外国人買いなど需給好転顕著だが、相場リズム上は一服局面へ

2012年11月25日 08:21

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<相場展望>

  相場の強さが試された11月3週(19~22日)は、慎重な見方をはね返して、終わってみれば日経平均は6ヵ月半ぶりの水準を回復する、強調相場を演じた。

  それでも第4週は一呼吸入れざるを得ないだろう。野田首相の衆院解散発言以降、日経平均は8%強も上昇した。従って年初来の株価上昇パフォーマンスはNY株をしのぐ水準に達した。従来の日本株のアピールポイントだった出遅れがやや色褪せつつある状況だ。また、円安の反転相場にきっかけを与えた日銀の積極的金融緩和やインフレ目標導入等、材料として出がらし感も台頭しつつあり、円安も微妙な局面を迎えている。

  22日に発表された投資主体別売買状況では外国人投資家が1292億円の買い越しに転じた。また、松井証券の店内信用残の動向を見ると、売り残は16日申し込み現在のマイナス8%からマイナス10%へ拡大。買い残は同じ期間マイナス12%からマイナス10%へ減少してきた。

  ただ、海外では米国の財政の崖問題やギリシャ支援など流動的な問題も依然不透明である。第4週は利食い売りを吸収しながら、先での再騰へ向けてしゃがみこむ、値固めの週になりそう。需給が好転度合いを強めているため、大きく下押すことはないだろう(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【話題株】JR西日本「エキマルシェ大阪」オープンから23日で100万人達成(2012/11/24)
【注目のリリース】マルエツは「朝9時」全店で継続し12月に赤羽台店オープン(2012/11/23)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事