JXエネルギーのグループ海運2社が合併へ

　JX日鉱日石エネルギーは2日、同社のグループ海運会社であるJX日鉱日石シッピング（JXエネルギー59.15％、JX日鉱日石タンカー7.18％出資）と、JX日鉱日石タンカー（JXエネルギー100％出資）が、2013年7月1日（予定）を期日とする合併に関する覚書を締結したと発表した。

　JXシッピングは、原油、石油・石化製品や、ドライバルク（梱包されない状態で大量に輸送される固体の貨物）の輸送を柱とする外航海運会社であり、JXグループの原油・LPガス・銅精鉱等の輸送のほか、グループ外も含め幅広く事業を展開している。一方、JXタンカーは、JXエネルギーの原油外航・内航輸送を担うタンカー専業会社であり、高い専門性を強みとしてJXエネルギーの輸送コスト削減に寄与してきた。

　海運業界を取り巻く厳しい事業環境が続く中、両社は安定的かつ効率的な輸送を実現し、企業価値を高めるためには、JXシッピングの総合力とJXタンカーの専門性を結集することが最適と判断し、今回の合併に関する覚書を締結した。