エーザイ第2四半期決算、減収減益も通期予想は据え置き

2012年11月2日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 製薬メーカーであるエーザイ <4523> が第2四半期を発表。売上高は2884億6000万円と前年同期比12.9%減。営業利益は同26.0%減の373億3900万円、経常利益も同27.0%減の345億5400万円で、四半期純利益も同26.5%減の244億7900万円となった。

 売上高については、抗がん剤の「ハラヴェン」などの新製品群が着実に伸長し、てんかん領域製品の売上高が、欧州における新製品投入もあって前年比11.7%増となったものの、競合の激化や日本における薬価改定などの影響を受けて減収に。アメリカス医薬品事業やEMEA医薬品事業、インド・パシフィック医薬品事業は減収となっている中、中国での売上高は前年同期比25.9%増と順調に伸長している。一方、ファイザー社に対する提携費用の減少に加えて、これまでの構造改革・費用の効率化により、営業利益率は前四半期と同水準の12.9%となっている。

 尚、減収減益ではあったものの、ポテンシャルの大きな新興国におけるポートフォリオの拡大や、計画「はやぶさ」に基づく新薬創出の連打を踏まえ、通期の連結業績予想は据えおいた。

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