【今日の相場作戦】NYダウ安の影響避けられぬ、減額懸念銘柄は深追い避ける

2012年10月24日 10:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  前日(23日)のNYダウが一時260ドルの急落、終値でも243ドル安の1万3102ドルと下げた。(1)19日(金)に205ドルと大きく下げたあとの22日(月)の戻りが2ドル高にとどまり上値が重かった、(2)米国企業業績の落ち込み、が響いた。

  NYダウは、75日線を大きく割り込み、チャートが悪化した。明日以降、2~3日の間に75日線を奪回しない場合は中期的な売り転換となる。

  一方、企業業績悪化はGEなどグローバル企業の悪化が目立っている。これは、欧州や中国の景気悪化による輸出減少の影響が出ている。

  とくに、企業業績については、輸出不振に対し、国内では「住宅」の好調というプラス効果が期待される。ただ、住宅が国内景気に貢献するのは2~3ヶ月後からとみられ、「輸出製造業の不振」を、「国内型産業」がどのていどカバーできるかがポイントとなろう。

  日本でもアメリカ同様に欧州、中国不振の影響が輸出型企業の業績に出ている。9月決算発表を控え、主力企業の下方修正が相次いでいる。しかも、「主力企業が減額するのだから、当社も無理をすることはない、減額しておこう」という動きが広まる心配がある。

  日経平均9000円台乗せで相場に余熱はあるものの深追いはできない。とくに、海外売上の多い銘柄は避けるのがよいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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