PETA、ポケモンを動物虐待と非難

2012年10月9日 16:58

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 動物の権利擁護団体PETAがポケモンを「動物虐待」と非難したそうだ(Forbes本家/.)。

 この声明はニンテンドーDSのソフト「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」の北米・欧州・豪州発売に合わせて発表されたものであるとのこと。ポケモンでは子供たちがバトル目的でモンスターを捕らえるが、同団体曰くポケモンは「現実世界同様に人間の娯楽目的や実験目的の対象として扱われており、感情の無い物体として扱われている」とのこと。またポケモンがモンスターボールに入られる様はサーカスにおいて象が鎖で繋がれ貨車に閉じ込められ、鋭いかぎ突き棒や電気ショックなどで教え込まれた芸をする時にだけ外に出るのを許される様と似ているとしている。同団体はこのキャンペーンでポケモンがトレーナーを倒す「アンチポケモン」ゲームまで作り公開している。

 同団体はポケモンのメディアミックス作品群およびTVゲームシリーズが「動物虐待と見なされる状況をあたかも素晴らしいものであるかのように投影している」とするが、皮肉にも「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」はプラズマ団がポケモンたちの解放を目指すストーリーとなっており、ポケモンが人道的に扱われ、人間と対等に生きるべきであるというこのゲームのテーマを完全に見落としているようだと元記事は指摘する。

 なお、PETAは昨年11月にはマリオが「毛皮を着ている」ことに対しても抗議しているとのことだ。

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