【話題】ノーベル賞マーケットに輸出株売り・内需株買いの動きを鮮明に

2012年10月9日 15:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■『電気が消えたら、お化けが出る』の教えにも通じる

  山中伸弥京都大学教授のノーベル生理学・医学賞受賞が伝えられた9日(火)の株式マーケットは、日経平均は100円近い下げとなったものの、バイオ関連銘柄が人気を集め内需関連銘柄は活況だった。

  タカラレーベン <8897> が急伸し新高値のほか、森下仁丹 <4524> (東2)も値を飛ばすなど遺伝子などバイオ関連銘柄が好人気となった。「日本の技術を代表するエレクトロニクスが落ち目となっているため、日本を救う技術は遺伝子などのバイオということで多くの投資家の意見が一致したといえる。昔から、マーケットには、『電気が消えたら、お化けが出る』と言われてきた。電気(エレクトロニクス)が駄目だから、お化けの精密化学(バイオ)の出番ということにもつながる」(中堅証券)。

  バイオ中心に活躍銘柄が目立つため日経平均は高くなってもよさそうなもの。この点については、「今のマーケットには限られた資金しか入っていないので、良いと思われる銘柄が登場すれば何かを売って資金をつくらなくてはいけない。その換金対象となっているのが事業環境の厳しい輸出関連銘柄というわけだ。これからも、何か材料が出る度に輸出関連株売りの内需関連株買いの展開となるだろう」(同)ということだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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